フェンスの向こうのアメリカ・グルメ探検

こんにちは!このブログでは、日本にあって日本ではない、不思議な在日米軍基地におけるアメリカンな食べ物を紹介したいと思います。

【横須賀】久しぶりのFriendship Day!皆さんは何を食べた?

1 はじめに

 皆さんの待ちに待った基地開放行事が本日2022年10月16日に復活しました。基地に入場する列は相当な長さに及び、基地に入るのも大変だったと思いますが、久しぶりのフェンスの向こうのアメリカを体験できたのではないでしょうか?私も色々と見てきましたので、その様子を紹介したいと思います。

2 基地の様子

 こちらが三笠ゲートへの交差点。時刻はゲート開放開始の10:00の前、09:30くらいです。既に列がずーっと続いています。一般の方は三笠公園に進み、そこの臨時ゲート(三笠公園ゲート)からの入場になります。

 三笠ゲートからの入門は通常どおりですので、関係者はこちらから。開放地区以外はいつもの横須賀基地と変わりません。

 10:00になりました。既に一般入場者の方も来て艦艇公開の列へと足を速めています。満艦飾を施した第7艦隊旗艦ブルーリッジが見えてきました。

 早い時間帯ですので、まだ列は短いです。ブルーリッジの見学へと向かいましょう。

 かなりの巨体です。全長194m。排水量19,000tです。

 さて乗艦。振り返ると既に長蛇の列です。

 こちらが乗ってすぐにあるエンブレムと旗。本艦が指揮する第7艦隊のものです。

 銘板を発見。本艦は3代目にあたり、数々の戦歴を刻んできたようです。中にはビキニ環礁における核実験の指揮艦なんてのも。「世界中の人々に知らしめよう。我々はどんな対価も支払う。どんな重荷も背負う。あらゆる友を助け、あらゆる敵に対抗する。自由の生存と成功を保障するために。」ケネディ大統領の言葉だそうです。

 では艦内に入ります。

 昔ながらの操舵輪と羅針盤。「どちらも現在は使っていませんが、艦の歴史を顕彰するために残して展示しています」とのこと。

 艦長以下の主要なポストにある士官や上級兵曹長

 ブルーリッジが主に活躍する第7艦隊の責任範囲の地図や本艦の模型。

 さて、甲板上に出ました。ミニ・ガイドツアーはここまでです。自由に見学します。

 艦の艦橋。操艦その他の指揮はこちらから実施されます。

 とにかく目に付くのが衛星アンテナを納めていると思われるレドーム群。どんな目的のものなのでしょうか?

 お向いさんの12号バースは、本日は空きです。原子力空母「ロナルド・レーガン」が横須賀で停泊するのはこちらになります。

 後部甲板はヘリコプターの離発着用です。

 さて、ひととおり見て下船しました。すかさずお土産売りのブース。結構な人だかりです。Tシャツやピンバッジ類が並びます。

 時刻は11:00を回りました。混雑が予想されますので、早目に昼食にします。

 メイン会場のあるコサノ・パークに来ました。アメリカンな消防車がお出迎えです。

 まだまだガラ空きのOfficer's Clubのお店。

 リブアイステーキやハワイアンプレートが堪能できます。

 先に進むと、テント群が。様々な食べ物やお土産が売られています。基地内のレストラン以外からの出店もあるようです。

 出た~!これぞアメリカンなBBQ!巨大なポークリブです。日本ではちょっと見ない大きさ。即決でこちらで決まりです。

 一応、その他の店も見て回ります。

 ベビーバックリブ。これも豚肉です。ガシガシ焼かれています。大量ですが、これからドンと殺到するお客さんに行き渡るようにするには、更にもっと焼かないと(笑)。

 よくお世話になるBAYOU BURGERもお店を出しています。

 クオリティはそのままの様子。自分で組み立ててビックリの大きさのバーガーを是非皆さんも!

 タコベルも出店。ちょっとお高いような?でも量を見て納得。これは凄いボリュームですよ。ソースをつけて食べると美味なはず。

 シナボンも好調な売れ行きでした。カロリー万歳ですので皆さんお気を付けて(笑)。でも滅茶苦茶シナモンの香りが良く、美味しいんですよね。

 ハンバーガーで売り出す横須賀。ネイビーバーガーとはまさに横須賀基地で食べられているハンバーガーのレシピが原型です。

 ビーフパテやステーキがガンガン焼かれていきます。それにしても巨大なグリル。

3 それではポークリブを堪能

 開けてビックリ。ポークリブは2本も。これ、日本のスーパーで売っているやつの2倍はある特大サイズ。もちろん大きな骨がありますので、可食部は正味1/2くらいですけど。このセットで1,500円でした。とてもお手頃なお値段です。

 肉、肉、肉!味付けはあっさり。かぶり付くと、普通に豚肉の塊部分が凄い量です。そこを食べ切ると、やっと骨に近い部分が出てくるという仕掛けです。普通の人は1本で大丈夫な感じです。女性で少食の人は1本も苦しいかも。でも、やっぱりリブ肉。骨に近付けば近付くほど、とても風味豊かで適度に脂もあり、ジューシーで美味になるんですよね。大満足でした。

 コーンはとても甘くて美味でした。やっぱり炙ると香ばしさが加わり、とても美味です。

 ポテトサラダは、見てくれはそんなに違わないのですが、材料にピクルスのみじん切りが入っていますので、風味がだいぶ異なります。やっぱりアメリカンだなと感じる味ですね。ということで、とてもおいしくいただきました。

4 おわりに

 お土産の一番人気?はこちら。それこそ艦艇見学にもBBQにも目もくれず、ここの巨大ピザを抱えて早々に基地を後にするツワモノも目にします。でもこのお値段、円安の影響でしょうか、円換算ではちょっと高めです。基地の外の日本のピザーラなどと比べると大きさが勝っている分、いい勝負とは思いますが、格安感は今一歩。基地での食事はバカ高くなってしまいました。昔の$1=¥80台の頃・・・と書けば年がバレそうですが(笑)、当時は基地内の全てが格安でした。これ以上の円安にならないことを切に祈ります。

 なお、ここのコサノ・パークは花火も良く見えて、帰りのゲートにも近いです。夜の花火大会はこちらでアメリカンな食べ物を堪能しつつ見学するのがベストと思います。ぜひ次回はチャレンジしてみてください!