1 はじめに
今年は上手く日程が合ったので、バレンタインデーのスペシャルディナーを予約してみました。2名で$80と値は張りますが、どんなディナーになるか興味津々。さっそく基地を訪れてみましょう。スペシャルディナーは基地内の複数のクラブで実施されていますが、今回はOfficer's Clubを選択してみました。ディナーは18:30開始だそうで、遅れずに来て下さいとのことでした。
2 店の雰囲気
さあ、やってきましたOfficer's clubです。
入口を入ってすぐのところ。まずはバーク大将の肖像画に一礼。「バーク大将、今晩もご馳走になります!」お花が綺麗ですね。
さて、メインダイニングへのエントランスは・・・うわ~!これは凄い。赤絨毯のロードと綺麗な赤いアーチが!これは華やかな雰囲気です。普段とは違うワクワク感を感じます。お店の方はここでカップルにバラを一輪提供。アーチの下で男性側が女性側にプレゼントするという、心憎い演出でスタートでした。
花弁が撒かれているのが、また素晴らしい!
ダイニング内も随所にこのようなさりげないデコレーション。
さあ、予約席へ。テーブルもこのとおり。赤い帯がかけられ、キャンドルが灯ります。普段より落とされた照明がシックな雰囲気を醸し出しています。これは素晴らしい!
3つのキャンドルに加えて大きな赤いキャンドルも点火してくれました。揺らぐ炎が何とも素晴らしい光の効果を出してくれます。
席からはダイニングの全体が見渡せます。ステージでは赤いワンピースのピアニストが生演奏中。抜群の雰囲気です。
3 それではコース料理を堪能
今回のメニューはこれ。順番にサーブされてきます。
黄金色のスパークリング・ワイン。キンキンに冷えています。豊かに立ち上る泡。キリリとした辛口でとても美味。
本日のワインリストはこちら。バレンタインデーにちなんだカクテルなんかもあります。ロングで提供される「Lovers Kiss」という鮮やかなカクテルを2杯目として頼んでいる人が多かった印象です。
さて、食前酒が空いた頃、18:30になり、ディナーのスタートです。一品目はこちら。前菜のスモークサーモンのタルタル風です。真っ赤なビーツのソースが目を引きます。上に乗ったサワークリーム、さらに上には青ネギという、和風テイストでした。味は上々!サーモンのうま味とビーツソースの甘味が見事にマッチします。
ソースを絡めて口へ。なかなか量もあります。
お次はサラダ。小ぶりのガーデンサラダですが、「キヌア」という珍しい穀物が添えられています。クセのない味で、レモンとビネガーのドレッシングにも良く合いました。フレッシュな野菜は、もちろん日本製です。
追加の白ワイン。こちらも見事な黄金色で樽の風味が感じられる、酸味もまろやかな辛口の白。大変美味でした。
ロールパンは小振り。でもおかわり自由です。丸まったホイップバターが沢山添えられてきました。味は上々です。
さて、メインディッシュはこちら。コンパクトに仕上げられたサーフ&ターフ。巨大ステーキとロブスターというような豪快さはありませんが、上品な一皿です。グリルされた海老が3尾。ステーキはランプ肉でしょうか?ソースはアメリカ人の大好物であるクランベリーです。
このとおり、指定した焼き加減のミディアムレア。ばっちりです。やや固めの肉質ですが、スジもなく、むしろ程良い歯応えを感じました。恐らく脂質が少ないUSビーフでしょう。牛肉本来の風味が楽しめます。
さて、ここまでで1時間。コーヒーはCOSTAコーヒー。ジョッキにて登場です。香り高く、とても美味。
デザートはこちら。キャラメル・チョコレート・ムース。上にマカロンがちょこんと乗っています。ソースはストロベリー。これは甘いやつです。
何層にもなっています。もちろん手作りケーキです。口に入れるとやっぱり甘いですが(笑)、キャラメルがとても上品な香りで、とても美味でした。
添えられたイチゴに細かいデコレーションが。カワイイですね。
4 おわりに
全部がサーブされるまで約1時間でした。全体としては量も程々で、日本人にも比較的受け入れられやすい質と量だと思いました。こちらはお土産用のストロベリー。先ほどのデザートと一緒です。こういう心配りも大変心地よいものでした。
令和4年のスプリング・フェスタも4月2日(土)に計画はされていますが、残念ながら基地開放行事とはなりませんでした。基地内の住民等が主体・対象となったものになりそうです。コロナが落ち着いて、また再開されることを祈りましょう!