1 はじめに
横須賀の街おこし「横須賀ネイビーバーガー」の元祖にあたる米海軍横須賀基地のハンバーガー。ここまで基地内の様々なお店で提供されるハンバーガーを紹介してきましたが、士官クラブO'clubと並ぶ両巨頭・こちら下士官(チーフ)向けのCPOクラブは外せません。今回はこちらを紹介してみたいと思います。
2 基地内の様子
5月も半ばのこの日、ちょっと基地内を散策です。日差しが強いです。桜が終わって少し間をおいてツツジ(皐月)が満開ですね。ツツジを求めて歩いてみましょう。
銀行「NAVY FADERAL」の玄関前はこのとおり。色鮮やかで春の青空に映えますね。
こちらは教会のある交差点。こちらもなかなかです。
「You must do the things you think you cannot do!」直訳すると「できやしないと思う事こそやらねばならぬ」。諦めてはいけないという教えでしょうか。
海岸沿いの公園でも少し咲いていました。
よく前を通るモニュメント。ちょっと寄ってみましょう。
USSオナイダという艦船の記念碑のようです。ちなみにUSSはアメリカ海軍艦船の艦船接頭辞で、空母ロナルド・レーガンならばUSS Ronald Reaganとなります。
こちらは日本語ヴァージョン。1870年にオナイダ号は英国貨物船に衝突され、ここの近傍で沈没したそうです。多くの水兵の命が失われましたが、数少ないながら遺体の収容に日本人が協力したそうです。
さて、そろそろお店に向かいましょう。
3 お店の様子
こちらがCPOクラブの入口です。CPO: Chief Petty Officerの略です。
入ってすぐにあるチーフの制服。若い水兵をまとめるのがチーフの役目です。
この重厚なガラスの扉を開けて入ります。「Welcome Aboard」=乗艦を歓迎する、の意味ですね。
入ってすぐのロビーはこのとおり。日本的なテイストが感じ取れます。
二階に通じる階段の壁には各部隊等の記念の盾がびっしり。
レストランの反対側にはチーフのみが入ることを許されるバー。
バーの近くにはスロットマシン。もちろんドルを賭けて遊ぶことができるホンモノで、日本人立ち入り禁止です。
さて、今回はハンバーガーを電話で事前に注文していますので、ロビーにいるとすぐに持って来てくれました。人数限定で着座喫食もできますが、今回は持ち帰りです。支払いを済ませて帰路につきます。このとおりズッシリと重いです。
4 それではハンバーガーを堪能!
今回は「ベーコンチーズバーガー」をオーダー。家で容器を開けるとこの大きさがドーン!感覚的にはバーガーキングのバーガーを更に一回り大きくした感じです。野菜は別になっていて、自分で組み立てるスタイル。調味料としてマスタード、マヨネーズ、ケチャップが別容器に入ってついてきます。今回、ドリンクは別に自販機で購入。ドル札で購入するとちょっと高いですが、US版のオリジナルコーラとA&Wのルートビアでいただきます。
巨大で分厚いビーフパティに調味料をたっぷりのせます。
トマトとレタスを載せて完成です。パティの厚みがわかりますでしょうか?8oz=226gあります。どうかぶりついたら良いものか・・・とりあえずいただきます。
味は文句なし!とてもジューシーで肉感を存分に味わえるハンバーグです。これまた凄いボリュームですが、意外と食べられるものです。完食しました。チェーン店のハンバーガーとは全く別の食べ物といったところでしょうか。
5 おわりに
さて、横須賀基地のハンバーガー、色々ありましたがNo1はどこでしょうか?私は少なくともここCPOクラブかO'clubかのいずれかと考えています。まあ決めようとするだけ野暮ですが、どちらもビーフが肉厚でとてもおいしいです。手軽で安価なマックからは最近遠ざかっていますが、さりとて軽くお腹が空いたという時にはちょっとヘビーなハンバーガーでもあります。まあ基地内で共存できていると考えるべきでしょう。