1 はじめに
米海軍の下士官のためのクラブがここCPO Club(Chief Petty Officer's Club)。今日はこちらでディナーを頂きます。曜日によって様々なテーマが設定されますが、毎週火曜日は分厚いローストビーフの「プライムリブ」の日です。では挑戦してみましょう。
2 店の様子
外観はやや古い感じの建物ですが、旧軍時代のものをリノベーションして大事に使っているようです。2階に続く階段には様々な部隊から寄贈されたプラーク(盾)が飾られています。
その玄関の横にはCPOの制服が誇らしげに飾られています。
廊下にはCPOの位置づけが改めて明確に示されていました。その任務は、部下である現場の水兵たちを指揮監督し、指揮官たる士官に的確な助言を与え、もって戦闘任務への準備を整えること。海軍の任務遂行のための文字どおり原動力なのです。
さて、玄関を右に曲がるとメイン・ダイニング。反対側は重厚な造りのバーになっています。
こちらが入口の受付。係の方を待って、人数を告げます。今日は比較的空いていましたので「お好きな席へどうぞ」とのこと。
席に着いたところ。落ち着いたつくりですが、さりとて士官クラブほどはかしこまった雰囲気ではありません。比較的リラックスした、カジュアルな雰囲気です。
3 それではプライムリブを堪能
今日は19ドルでプライムリブのコースを堪能してみましょう。
巨大なコップに並々と注がれたお水。たっぷり500mlはありそうです。重厚なグラスなので重い!女性は両手で持つ必要が・・・と思ったら、米国人の女性は普通に片手でした(笑)。
とりあえずグラスで赤ワインを頼みます。このグラスも大きいので、容量の1/3以下しか注がれませんが、結構な量です。
ミネストローネとパンがサーブされました。スープのサイズは比較的普通でしたが、色々な野菜がじっくり煮込まれてとてもおいしい!パンは少し暖められたディナーロール。このとおりバターが沢山添えられています。
お次はサラダ。大ぶりな黒い正方形に近いお皿に山盛り!レタスの量がハンパありません。今回はイタリアン・ドレッシングを注文しましたが、これまた酸味の効いた良い味。シャキシャキなレタスを堪能できました。
メインのプライムリブ。10ozということは283.5gですが・・・何かそんな量ではないような気が(笑)。様々なハーブで固められた外側はヒッコリーの木で燻したようで、この外側が滅茶苦茶ウマい!!!これは絶品です。エンド・カット(塊り肉の一番端)があれば是非ともオーダーすべきでしょう。次回のお楽しみです。肝心の肉そのものは定石どおりミディアム・レア。ピンク色が大変美しい!味はこれまた上々です。牛肉の赤身のうま味がダイレクトに感じられます。脂身も塊りで付いていますので、そのまま濃厚な味を楽しむもよし、残しても良しです。ホースラディッシュとグレービーソースをつけて食べると最高に美味です。
付け合わせは大量のインゲンのバターソテーとベイクドポテト。ポテトは写真のとおり、常識的な大きさでした。グレービーソースはズバリ肉汁ソース。おかわり分も予め付いてきました。パンに浸して食べるとこれまた格別。大満足でした。
デザートに行く余裕は残念ながら無しとなってご馳走様です。
4 おわりに
こちらのCPOクラブ、他にもニンニク料理万歳の「ガーリック・ナイト」や、「シーフード・ナイト」などもあります。お昼には、ランチ・バフェも。味も雰囲気もとても楽しめるCPOクラブ、基地開放日には特設の出店を出すこともあるようです。機会があれば是非楽しんでみてください。