１ はじめに
横須賀基地の中には横須賀新港に面した「The main street USA」と呼ばれる通りに面したフードコート群があります。基地開放行事でもメイン会場となるこの界隈で、結構入れ替わりが激しいのが、このフードコートの一番奥まったところにあるここのお店。1990年代にはここに「The pizza inn」というピザ屋さんがありました。その後、最近までイタリアンの「Sbarro」が入っていたものの閉店、こちらのThe Market Basketは昨年度から新装開店したお店です。新鮮な野菜が沢山食べられるお店と聞き、行ってきました。
２ お店の様子
では早速中に入ってみましょう。基本的な配置はSbarroのままのような気がしますが、入ってすぐにテーブルが並んでいた場所にはこのようにバフェ形式の食べ物がズラリ目に入ってきます。
まずはトレイを手に取ります。サイズは大と小の２種類。メインとサラダ用に分けても良いですし、メイン用に詰め込んでも構いません。料金は取った料理の重さに応じてです。１ポンド９ドル９９セントです。
このとおり、レタスだけでも３種類！手前側は生野菜がズラリです。反対側はグリルした野菜がズラリ。これは楽しいですね～！
マカロニサラダやちょっとした炒め物など。アスパラやシーフードもありました。
お肉は基本的にチキン、ポークなど。付け合わせもこのとおり様々です。意外とライスが多くてパンが少なかった？と思います。この一番端にオニオンスープがひっそりと。アメリカ人は食事にあまりスープをとらない？日本人みたいに必ず汁物、とはならないようです。
そのかわり、飲み物はこのとおり。ビールは下段左のサミュエル・アダムスや中央のコロナが目を引きます。
ペットボトル入りのジュースは日本製品のみでした。このほか、カップに注ぐ定番のソーダ類もありました。
会計はこちらへ。この写真では店員さんが不在ですが、レジにいる店員さんに会計をお願いします。ナイフやフォーク、スプーンはプラスチック製品万歳！という感じでここで受領します。自分で黒い秤に置くと料金が表示されます。スープやドリンクは別に定められた料金を払います。お水は無料でした。
喫食スペースはこんな感じです。広々としています。外のテラス席もあります。
横須賀の冬の海は真っ青です！これは素晴らしい！猿島が大きく見えます。その右奥には防衛大学校が所在する小原台の丘。遠くに見えるのはもう千葉です。冬はちょっと寒いですが景色は抜群。夏になるとここまではっきり見えませんからね。写真では切れた右側は横須賀新港に停泊中の自動車運搬船など、その更に横には記念艦三笠のある三笠公園が。
３ では喫食タイム！
いや～、調子に乗って取り過ぎました(笑)。妻の分と合計で４０ドルほど。やや高額になるというのが唯一のここの欠点です。O'ClubやCPO Clubのランチ・バフェでもこんなにしませんからね。重さで勝負ですので、当然生野菜系で攻めればお安くなりますが、このようにラザニア、ミートローフにポークグリル、マッシュドポテトにグレービーをたっぷりかけると、そりゃ重くなる(笑)。しかし、お味は丁寧に調理されていてすこぶる上質！これはおいしいです。アメリカンなレストランのラザニアだと、独特の少々クドいラザニアになるのですが、ここのラザニアはやや温和で(笑)おいしいラザニアです。これはイケます！その他の肉系も上々です。なお、ノーマルなパンは見当たらず、このようなチーズ乗せパンがあったので１切れだけ。サクサクしていておいしいです。サラダは別ケースに。やはりシーフード系が目に入ったので重量増になりますが山盛り。しかしこれが大当たり！ガーリックが効いたイタリアンな味で、すこぶる美味。やけにこれだけ少なくなっていた理由がわかりました。オニオンスープは重厚な味で、玉ねぎがトロトロ。バターが効いているので高カロリーなのは間違いありませんがとても美味でした。
唯一、この容器が高級感を削いでいるのが残念。テイクアウトでなければ普通の皿に盛り放題の方が見栄えは良いと思います。現状では全員が問答無用で「Doggy Bag」に詰め込むことになります(笑)。
４ おわりに
今回はバフェ形式のもののみとしましたが、カウンターではハンバーガーやサンドウィッチ、各種コーヒーや絞りたてジュースがオーダーできます。
開店当初はお客さんは勝手がわからず、店側も殺到するお客さんをさばくのに苦労したようですが、現在は落ち着いた感じになっています。そんなにガツガツとお客さんが入っている感じではありませんでした。用意された料理の量からするとちょっと大丈夫かな？という感がします。
いずれにせよ、味は良いと思いますので、重量物の取り過ぎに気を付ければおいしい食事を楽しむことができるのでは？と思います。基地開放日には混みそうですが、運営側（Yokosuka MWR）のwebページを確認すると、そういう激混みが予想される日にはバフェのかわりに予めランチセットを事前にパックして大量に並べておくことで対応しているみたいですが、トライしてみる価値はあると思います。ぜひ機会があればチャレンジしてみてください。
