フェンスの向こうのアメリカ・グルメ探検

こんにちは!このブログでは、日本にあって日本ではない、不思議な在日米軍基地におけるアメリカンな食べ物を紹介したいと思います。

【横須賀基地】Officer's Club(将校クラブ)のKosano Diningにてプライムリブを堪能!

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1 はじめに

 横須賀基地の中で、比較的ゲートに近い位置にあるO'clubと略されるOfficer's Clubを紹介します。基本的にはここは少尉以上の将校およびその家族が利用する施設になりますが、最近はやや条件が緩和され、クラブのレストランは全階級(all hands)に開放されています。服装も、あまりうるさいことは言われなくなっているようですが、基本的にはブルージーンズやラフな格好はご法度とされています。やはり将校たるもの品位を保たねばならないようです。

2 内部の様子

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 入り口を入ると、ちょっとした待合場所のほか、正面にレストランのKosano Dining(写真右)、左側にバーKurofuneのエントランスがあります。脇の小窓は両替所。立派な生け花の飾りは流石O'Clubの品格です。

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 ここのO'Clubの正式名称は「Admiral Arleigh A. Burke's Officer's Club」エントランスホールには、バーク大将の肖像画が。米海軍トップの作戦部長(Chief of Naval Operations)を3期6年務めた米海軍史上唯一の提督、人呼んで「31ノット・バーク」です。イージス駆逐艦アーレイ・バーク級の名前は彼が由来です。WWIIを戦い、大の日本人嫌いになったバーク大将が、やがて海上自衛隊の父となる経緯については、中公新書「海の友情」に詳しく書かれていますので、一読することをおすすめします。まあ、一言でいえば、戦後、草鹿中将のような骨太の日本海軍の軍人と実際に接してみて、大いに感銘を受けたということのようです。

3 プライムリブを堪能!

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 では、ダイニングに入ってみます。ここの入り口でウェイターに案内されて席につくことになります。内部は落ち着いたつくり。ゆったりとくつろげる極上の空間です。今回はディナースペシャルとして用意されているプライムリブをいただきます。スープとサラダ、それにパンがが最初に提供されます。その後に出てきましたのがこれです。

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大ぶりのプライムリブ。程良い大きさです。推定300g級です。付け合わせに温野菜と手ごろな大きさのベイクドポテト。ヨークシャープディングも添えられています。赤ワインとともにいただきます。霜降り肉ではなく、純粋な赤身勝負の極上のUSビーフです。火加減もミディアムレアでばっちりでした。

4 おわりに

 ややお客さんの人数が少ないようにも感じましたが、ガツガツ商売しているような雰囲気はなく、あくまで大人の空間のイメージ。ぜひこの雰囲気を維持してもらいたいものです。