1 はじめに
士官クラブ(O'Club)の正面玄関向かって右側に、昔から別の小さな入口があり、そこでは様々なフードやドリンクが買える隠れたお店でした。急ぎの時や、O'Clubに入るような服装ではない時(笑)など、手軽にケーキ類なんかを買ることがありました。今回は、随分前にリニューアル・オープンしたこちらのお店を見学してみます。
- 1 はじめに
- 2 内部の様子
- 3 おわりに
士官クラブ(O'Club)の正面玄関向かって右側に、昔から別の小さな入口があり、そこでは様々なフードやドリンクが買える隠れたお店でした。急ぎの時や、O'Clubに入るような服装ではない時(笑)など、手軽にケーキ類なんかを買ることがありました。今回は、随分前にリニューアル・オープンしたこちらのお店を見学してみます。
ここ横須賀基地のボウリング場内にあるファストフード・レストランが「The Midway Grill」です。以前のMean Geneバーガーからリニューアルされてオープン。空母ミッドウェイは既に退役して現在はサンディエゴで博物館として余生を送っています。本来はWWIIで日本と戦うために建造されたミッドウェイ級大型空母ですが、本艦はその機会なく、やがては艦容がカラリと変わるほどの大改修を受け、横須賀を母港として、最終的には戦闘機F/A-18ホーネットを搭載するまでになり、湾岸戦争にも参加し、1992年まで現役でした。
インド太平洋地域を担当する米海軍第7艦隊は、その広大なエリア(AOR: Area of Responsibility)に常に展開し続ける必要があり、いちいち米本土に艦艇を戻して修理している余裕はありません。ここ横須賀基地には同基地を事実上の母港とする常駐艦十数隻の修理を担当する横須賀艦艇修理部(SRF: Ship Repair Facility)が所在しています。旧日本海軍のドック施設などを流用する形で発足して以来、実に様々な米海軍艦艇の修理を一手に引き受けてきました。その従業員の多くは日本人の技術者や作業員。極めて高い能力を誇る彼らの力なしでは米海軍の運用は成り立たないと言われるほどです。そんな彼ら日本人従業員向けの食事施設がここのカフェテリアです。ちょっと覗いてみます。